補助金に頼らない介護ロボット普及の動き
パラマウントベッド株式会社は2019年12月から見守りセンサー「眠りSCAN」の独自の低額レンタル制度を開始しました。
費用は「眠り SCAN 」単体(保守費用込み)で初年度月額2,600円(税別)から。さらに、レンタル期間を5年間継続すると使用中のレンタル物件が無償譲渡される特約がついており、以降は保守費用を除く一切の負担なく利用できるようになります。
ユーザーの「1年レンタルから手軽に試してみたいけど、定額で払い続けると総支払額が高くなってしまう」という声をもとにこの制度が生まれたとのことです。
現在国や自治体が介護ロボットの普及を促進させるため、様々な補助金や助成金を用意しています。
しかしそれらは購入費用の一部を補助する物であり、介護事業者自身による初期投資の負担は避けられません。また、投資した資金を将来的に回収できるのか不明瞭なままで購入を判断せざるを得ません。
パラマウントベッドによるこの制度では介護事業者の初期費用負担を抑えることに加え、月々のキャッシュフローへの影響や製品の費用対効果もわかりやすくなり、より導入の判断がしやすくなるでしょう。
他のメーカーもこの動きに追従し、福祉機器のビジネスモデルに変革が起きる事を期待します。
参照:https://www.paramount.co.jp/news/detail/129