イベント報告:「車いすユーザーの外出行動を考えよう!」
2024年11月16日(土)、弊社が芝浦工業大学建築計画研究室と共同研究を行っている車いすアクセシビリティの研究報告イベント「車いすユーザーの外出行動を考えよう!」が開催されました。
ミチラボ(東京都豊洲)とオンラインにて併催されたイベントには、多くの皆様にご参加いただき、満員の盛況となりました。会場・オンライン共に車いすユーザー、家族、車いす関連メーカー、建築・街づくり関係者など、多岐にわたる分野からの参加者が集結しました。
当日は、デンマークの公共交通機関の利用体験や、埼玉県の新所沢東口商店街におけるバリアフリー調査など、具体的な事例発表を通じて、車いすユーザーが日常生活で直面する外出行動の課題を共有しました。
参加者から寄せられた声
車いすユーザー・家族:多くの参加者が、「悩みを伝える場所がない」という現状を訴えました。個々の課題が共有されないことで、社会全体の改善が遅れているとの指摘がありました。
建築・街づくり関係者:情報収集の方法や、アクセシビリティ情報を発信する場が不足していることが課題として挙げられました。特に現場での改善アイデアを実現するための情報共有の仕組みが求められています。
活発な意見交換
イベントでは、車いすユーザーと街づくり関係者が直接意見を交わす場面も多く見られました。例えば、公共交通機関の利用におけるアクセス情報の不足や、店舗設計におけるアクセシビリティの向上についての具体的な提案が行われました。
最後に
このたびのイベントにご参加いただいた皆様、ならびに事前調査や運営にご協力いただいたすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご意見やお力添えが、この活動の原動力となっております。引き続き、車いすユーザーの皆様や関係者と連携し、誰もが安心して外出できる社会の実現を目指してまいります。